お風呂から出た後、髪も乾かさず…部屋でゴロゴロしていると何も言わずにドライヤーをしてくれた。




付き合うまでは、想像もつかない姿で…

あの時は失望ばかりだったけど、今では見違える程。









『ありがとう』




そう言って手を広げると抱きしめてくれた舜くん。

ずっとこうしてたい。






抱きついたまま横になって2人してゴロゴロタイムが始まった。





寝る気はないけど、距離が近くて落ち着く時間だった。

今だけじゃなくて、いつまでもこうやって気を使わず過ごせるカップルになりたい。






『ちゅしよ』

と、舜くんの方を見ると既に唇を尖らせていた。




さっきまでテレビを見ていた私だけど、いつの間にか舜くんの方に体を向けてちょっかいばっかりしていた。

ちょっかいを受けてる張本人は呑気にスマホでゲームをして楽しんでいるところ。






スマホに夢中で寂しいけど、舜くんのやってるスマホを見ているうちに私まで見入ってしまい、ついつい声が!





『あ〜おしい!この人、強すぎ!』

「この人に勝てる気しないんだけど!うざ」





スマホに対して絶賛お怒り中です。

でも、2回戦で勝って満足そうに笑っていたから良し。





ある意味、感情がわかりやすくていい。








今日も早くも平和な日常が終わろうとしている。

舜くんと一緒にいると時間が早くて残酷な気分になる。






夜は少しだけお酒を飲んで解散した。