不倫日和~その先にあるもの……それは溺愛でした。


 蒼紫さんの舌が私の腔内を優しく撫で、上顎を刺激する。

「蒼紫……んっ……さん……あっ……んっ……」

 蒼紫さんの名前を呼びながら自分の口から、なまめかしい声が漏れてしまう。まるで蒼紫さん誘うように漏れる声。その声を聞いた蒼紫が唇を離し、離れようとする。

「菫花、お願いだからこれ以上は我慢できない。離して」

 離す……そんな事出来るわけがない。

 蒼紫さんと離れるなんてそんなこと無理だ。

「嫌……離れないで、お願い」

 瞳を潤ませ蒼紫を見ると、グッとくぐもった声が聞こえてきた。

「お願いだから煽らないで、理性が持たない」

「蒼紫さんなら良いですよ」

「菫花それ、言っている意味分かってる?」

 コクリと頷くと、一瞬戸惑いを見せた蒼紫さんが頭や頬、首とキスの雨を降らせた。

「もう止められないよ。良い?」

 もう一度コクリと頷くと、蒼紫さんの熱のこもった瞳で射貫かれた。

 私をあなたのモノにしてほしい。

 深く深く二人の絆を結ぶように、二人の体が重なった。