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「んっ……眩しい」
カーテンの隙間から温かい日差しが入り込み、目を覚ました。菫花は瞼をこすれながらボーッとしていると、チュッと柔らかな物が額に触れる。
「そんなに瞼をこすると赤くなってしまうよ」
柔らかな口調でそう言ったのは……。
「蒼紫さん!」
「ん?おはよう」
にっこりと笑いながら形の良い唇を押し当てくる。
チュッチュッと音を立て、何度も落とされるキスの雨。蒼紫さんからの甘い攻撃に、恥ずかしさとむずがゆさから両手で顔を覆った。
「蒼紫さん無理です。降参です」
「昨日菫花は俺を拒まないと言ったよ」
「そ……それはそうですが、限度があります」
んーっと蒼紫さんが悩む様子を見せたが、すぐにキスの雨を落としてくる。
「やっぱり無理。可愛がって、甘やかして、愛したい。これでも我慢しているんだ。これぐらい許して」
「こっ、これで我慢しているんですか?」
「それは……、俺はもっと菫花に触りたい」
そう言って蒼紫さんは私の身体をまさぐってきた。
「えっ……蒼紫さん!」
蒼紫さんの唇が頬から口、口からから首、首から下へと下がっていく。それと同時に、蒼紫の手が服の中に入ってくる。
「だっ、ダメ……ダメダメダメです。仕事に行きますよ。蒼紫さん準備して下さい」
「えーっ、今日は休んじゃおうよ」
「副社長が何を言っているんですか。学生では無いんですよ」
「分かったよ。仕方が無い。じゃあ最後にもう一回」
蒼紫さんは濃厚で甘いキスをたっぷりとしてから、仕事へと向かった。


