不倫日和~その先にあるもの……それは溺愛でした。


 *

「んっ……眩しい」 

 カーテンの隙間から温かい日差しが入り込み、目を覚ました。菫花は瞼をこすれながらボーッとしていると、チュッと柔らかな物が額に触れる。

「そんなに瞼をこすると赤くなってしまうよ」

 柔らかな口調でそう言ったのは……。

「蒼紫さん!」

「ん?おはよう」

 にっこりと笑いながら形の良い唇を押し当てくる。

 チュッチュッと音を立て、何度も落とされるキスの雨。蒼紫さんからの甘い攻撃に、恥ずかしさとむずがゆさから両手で顔を覆った。

「蒼紫さん無理です。降参です」

「昨日菫花は俺を拒まないと言ったよ」

「そ……それはそうですが、限度があります」

 んーっと蒼紫さんが悩む様子を見せたが、すぐにキスの雨を落としてくる。

「やっぱり無理。可愛がって、甘やかして、愛したい。これでも我慢しているんだ。これぐらい許して」

「こっ、これで我慢しているんですか?」

「それは……、俺はもっと菫花に触りたい」

 そう言って蒼紫さんは私の身体をまさぐってきた。

「えっ……蒼紫さん!」

 蒼紫さんの唇が頬から口、口からから首、首から下へと下がっていく。それと同時に、蒼紫の手が服の中に入ってくる。

「だっ、ダメ……ダメダメダメです。仕事に行きますよ。蒼紫さん準備して下さい」

「えーっ、今日は休んじゃおうよ」

「副社長が何を言っているんですか。学生では無いんですよ」

「分かったよ。仕方が無い。じゃあ最後にもう一回」

 蒼紫さんは濃厚で甘いキスをたっぷりとしてから、仕事へと向かった。