KISSでチェンジ!

 さすがにあれから何時間も経過しているのだからそこに人がいるとは考えにくい。
だけどわざわざここまで来たのだからと、純は足を進めた。

 校舎に近づけは近づくほど影が濃くなり、闇が深くなっていく。
純は軽く身震いをして自分の体を抱きしめるようにして早足になった。

 学校といえば怖い話とか、七不思議がつきものだ。
 子供の頃大好きでよく読んでいた物語が次々に脳裏をよぎる。

 動く人体模型。
 真夜中の音楽室からピアノの音。

 トイレの花子さん。
 誰も居ない体育館でボールの音。