☆☆☆ その少年は男の子であり、女の子でもある。 どちらの気持ちもよく理解して、だからこそ板挟みになって苦しんでいる。 そんな少年を救ってくれたのは転校してきた男の子だった。 彼は完全な男の子だったけれど、少年のことを理解した。 性別の定まらない少年と一緒にいて心の支えになっていた。 「俺はどっちのお前でも好きだから」 そう言って抱きしめられた少年は涙を流して喜んだ。