KISSでチェンジ!

「すごいじゃないか、受賞だなんて!」
「佳作だけどね。この雑誌に乗っただけで、本にははらないし」

茜は謙遜しているけれど、すごいものはすごい。
同じ年齢の子が小説のコンテストで受賞するなんて、考えたこともない出来事だ。

「読んでみてもいい?」
聞くと茜はモジモジしながらも頷いてくれた。

このコンテストに参加するつもりでいたから、今まで読ませてくれなかったのだろう。

できたら受賞して、紙面で読んでほしかったのだ。
そのためにまた努力を重ねたようだ。

「感想、聞かせてね」
「もちろん!」