KISSでチェンジ!

ふたりを見る目が好奇心に満ちていくのがわかった。

どうすれば収拾がつくのかわからずグルグルと目を回している純を見て、良明が肩に手を置いてきた。
「まぁ、少なくとも俺はそう思ってる」

なんてことをスラッと言ってのけるものだからクラスメートは完全に勘違いしてしまった。
しかもそれで満足したように大きく頷くと、ふたりへ向けて親指を立ててグッ!としてきたのだ。

そこには『頑張って』とか『応援してる』という意味が込められていることを純は知っていた。
「ち、ちがっ……」

引き留めようとする純には気が付かず、クラスメートはそのまま自分の席へ戻っていってしまったのだった。