KISSでチェンジ!

こんなところに呼び出されたことに今更ながら純はゾッと背筋が寒くなった。
ここが俺の墓場になるとか、言わないよな?

心の中で嫌な想像を膨らませていたとき、良明が手を離した。
「一緒にいると相手が警戒して出てこないかもしれない。俺は隠れて見てるから」

そう言い残して尽き重なった墓場の裏へと回る。
とたんに一人ぼっちになった純に不安が押し寄せてくるけれど、ここまできて引き返すわけにはいかない。

手紙の相手だって、きっともうすぐ現れるはずだ。
両手をギュッと握りあわせて刻一刻と時間が過ぎていくのを感じる。

1度、強く風が吹いて湯なぼこりが舞い上がり、純はキクツ目を閉じた。
風が吹いたのはほんの一瞬で、目を開けたときには目の前に小柄な女子生徒が立っていた。

「ひゃっ!」