『…ったく俺が悪かったよほら帰るぞ!!』



『…。』



『何やってんだよ!!

さっさと立てよ!』


分かってるよ…でも

『こっ腰が抜けて立てないみたい…』



『はぁ!?』



『だって!!
ホントに怖かったんだからね!!!!』



『わかったよ…』



『きゃっ』



『ちょっ…何?

おっ降ろしてよ!?』



『しょうがねーだろ!!

お前が腰なんか抜かすから
こーなったんだ!!

俺だって重てぇんだぞ!!』


『なっ確かに腰抜かしたのは私が悪いけど

重いは余計!!!!

しかも…恥ずかしい』

お姫様抱っこって…


『わざとやってんだよ!!』


『Σわっわざと!?』



私は三浦圭にお姫様抱っこをされて

そのままアパートまで運ばれた。

運ばれてる最中に誰にも会わなかったのが

不幸中の幸だったけど