『笑? 行儀が悪いわよ!?
大声出さないで』
『だってだって…結婚!!!!』
私が驚いていたら
今まで黙っていたお父さんが…
『圭くんだったかな?
娘と結婚したいとはどういうことかね?』
『そのままの意味です
俺は笑さん以上に愛せる人は生涯いないと思ってます
だから認めてもらいたいと思って呼び出しました』
『…けっけぃ〜』
嬉しくて涙が溢れた
だけど
『はっ?
いくら私が圭くんと笑の交際を認めたからって
結婚は許すわけにはいかないわよ?
しかもまだたったの15歳でしょ
将来のことなんか分からないじゃない』
そうだよね
お母さんの言うとおりだ
まだたった15歳だもん
プロポーズなんて受け入れてもらえるわけないよね

