『それ本気で言ってんの!?』 『本気ですよ?』 実は私が歩いていた道は 中森町とは反対方向で しかも私が今いる場所から家までは30㌔以上あるらしくて 歩いて帰るには無謀に近い 足もボロボロだし… 道端に何時間も立ち止まっているわけにもいかないし… 『どうしよう…』 『とりあえず足そんなんじゃ歩くのも無理でしょ? 俺んちすぐそこだから応急措置ぐらいなら出来ると思うんだけど…』 『えっ…悪いですよ』 『傷だらけの女の子をこんな所に1人で置いてくわけにはいかないでしょ?』