゚。+恋*゚。




『…ヤダなぁ〜…絡まれそう(泣)』


私はなるべく目を合わさない様に下を向いてやり過ごそうとした


だけど


ふと顔をあげた瞬間1人の男の子と目があった



…アレっ?


『矢部先輩!!』


向こうも私が分かったみたいで


キョトンとした表情で


『笑ちゃん? こんな所で何してんの?』


何してんの?


『あっ…家に帰ろうと思ったんですけど道が分からなくて』



「つとむ〜俺ら先行ってんねっ!?」


『あっうん!!』

友達と遊んでたのに引き止めちゃって悪いことしちゃったな…


『こんな時間に道に迷ったの!?』


『はい…』


『送るよ家どこ?』


『中森町です…』



先輩には悪いけど

携帯もお金も何も持ってない私は先輩の言葉に甘えさせてもらうしかない