凛子に背中を押されて
勇気を出して
圭の腕と自分の腕を絡ませて
取らないで!!
ってすごい恥ずかしかったけど
頑張って言ったら諦めてくれたみたいで
ホント良かった
だけど
『圭!? 肩からもう手放してよ』
ずっと私の肩を抱いたままの圭
『ヤダっ♪ もしかしてヤキモチ焼いた?』
『はぁぁぁ!!
何言ってんの!?
ヤキモチなんか焼くわけないじゃん』
『素直にならないとここでキスしちゃうよ?』
『キッキス!?』
周りに人いるよ?
プールだよ?
無理!!
『……分かったよ
ヤキモチ焼いてました!!
これで満足!?』

