朝、いつもの時間に埜夜くんが起こしてくれる。


ほんの少し前までは、ただ起こすだけの執事モードな埜夜くんだったのに。


最近の埜夜くんは、朝からとっても甘くて危険。


「っ、ん……やよ、く……んん」


目が覚めると、真っ先にキスしてくる埜夜くん。


寝起きで頭ボーッとしてるのに、キスでもっとふわふわする。


「ぅ……起きてすぐはダメって……んっ」


こんな甘いキス許しちゃダメなのに。

埜夜くんの熱が、そんなのぜんぶ奪っていっちゃう。


「ほ、ほんとにまって……っ」

「俺に何されてもいいって……ゆずが言ったんだよ」


「そ、それは……んん」

「抑えきくわけない」