冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

繋がれた手はまるで私たちの関係をあらわしているようだった。

絶対に切れない、強固な縁。


「豹牙さん」


名前を呼んだだけで安堵感を覚えた。

私を見つめる豹牙さんに、ふわっと微笑む。



「好きです」



豹牙さんが息を呑んだ。
噛み締めるように「そうか」と呟く。

豹牙さんの口からも聞きたくて、「貴方は?」と顔を近づける。

豹牙さんが私の頬に手を添えた。



「愛してる」



重く温かみを孕む言葉と同時に、私の唇に自身のそれを重ねた。



「ふ、普通そこは好き・・・とかじゃないんですか」

「そのラインはとっくに超えてるんだよ。ここ数年間、誰と一番一緒にいたと思ってんだ」

「私・・・ですね」