冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

だから気づかれていないと思っていたのに。
豹牙さんは私が思っていたより正確に、私の行動基準を見抜いていたんだ。


その他にも、

料理が美味いことや甘い物は大概苦手だがカラメルが苦いプリンを好むこと。

情報収集が得意なこと。
でも恋愛面には疎いこと。

首席をキープするために努力していること。

寝起きのストレッチが日課なこと。

花や海、イルミネーションなどに興味がないこと。

人に甘えるときの距離感を掴むのが苦手で偶に大胆な行動をすること。

あと、豹牙さんに褒められたり頭を撫でられたりするのが好きなこと・・・。


豹牙さんから見た私が形を成していく。


本当は少し、訊くのが怖かった。

いくら私が『私』らしくなれたと思っていても、自認と他認に差があって、もしかしたら『一条冴妃』から抜け出せてないんじゃないかって。

今日両親に会ったことで、そんな不安が渦巻いていたから。