冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

その単語を聞いた途端、胃に石を落とされた感覚がして、胃液が逆流しそうになった。

私のこれは、我儘・・・?

なんで私の拒絶をそんな幼稚な言葉で括るのだろうか。

どうして私が憂鬱なのか、訳を聞きもしないで。



「もうワガママを言う歳じゃないだろ。普段お前のために色々してやってるんだから、たまにはママの言うことぐらい聞いてあげたらどうなんだ」

「・・・"普段"?」



父親の発言の意図が分からなくて眉を顰めた。

私が一体、何をしてもらってるって言うんだ。



「お前の行きたい学校に通わせてやってるし、毎月服を送ってやってるだろ」



なんて恩着せがましい言い方だろう。

学費や生活費も全額免除されているし、服だって「要らない」と言っても無理やり押し付けてくるくせに。



「前から思ってたが・・・お前は親に依存しすぎだ」



──は?

驚きよりも先に湧いてきたのは、