冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる


艶っぽい黒髪と夜空を切り取ったような瞳。

言われてみれば裏社会を牛耳ってそうではある。


というか本当に同世代・・・ですよね?


私の動揺をよそに、彼は足を組み直しながら話を続けた。



「向こうが喧嘩売ってきたから売り返しただけで元々そうだったわけじゃない。が、だからといってそいつらが支配者面してるのも気分悪いから乗っ取るつもりではいる」

「なる・・・ほど・・・・・・?」



なかなかぶっ飛んでいることはよく分かった。

彼はどこか楽しそうに、呆然とする私の顔を覗き込んだ。



「お前もどうだ?嫌いな奴ぐらい殴らないとやっていけないだろ」



んな無茶苦茶な、と思うと同時に確かにな、と納得する自分もいた。


そう思う時点で私は既に惹かれていたのだ。
この人が見せてくれるであろう新しい景色に。