冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる


「え、じゃ、じゃあ、私の話を聞いてもそう言えますか?」

「さぁな」



藁にもすがる思いでそう口にすると、今度ははぐらかされてしまった。

あぁやっぱり・・・と落胆しかけたが、それよりも先に彼が口を開いた。



「だが──幸せな奴がそんな目、するわけないだろ」



息を呑んだ。

彼がくれた言葉があまりに衝撃的だったから。
私を見据える夜空色の瞳が、この世で最も綺麗なもののように感じたから。


同時に、何かが崩れていくような音がしたから。



「目・・・?目って、どんな目を?」

「いつ死んでもおかしくない目」

「えっそんなに酷いですか?」

「あぁ。かなり悲惨だ」



悲惨・・・。