冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

なんで第三者が割り込んで仕切ってくるんだろう。


「・・・なんで事情も知らないくせに私だけがを責められるんですか。この人だって私のノート勝手に奪って『返して』と言ってもヘラヘラ笑ってたのに」

「それでも暴力はダメでしょう!?」

「人の物を盗るのもダメですよ」


ぴしゃりと言い切ったところで、周りの視線に気づいた。


・・・え。なんで。
なんで全員、私を白い目で見るの・・・?
なんで私だけが悪者みたいになってるのの・・・?


お互いに謝って終わる話じゃないのか。

何故こうも大事にしたがるのか。

なんで・・・・・・。


そう思ったところでチャイムが鳴り、自然とお開きになった。

私は釈然としないまま席に着く。


・・・思い返してみれば、私は人に謝られた覚えがなかった。


兄にちょっかいをかけられたときもクラスメイトに嘲笑われたときも今回も全部全部全部なぁなぁにされてきた。



そんなに私って雑に扱われていい存在なの?