冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる


青という冷たさを連想する色に対し、赤よりも強い熱を持つそれは、見るもの全てを惹きつけて離さない。

絶対的な存在だと本能に語りかけるような瞳。


つい見惚れていたら目の前に影が落ちて。


「っ、え」


口づけを一つ、落とされていた。


私がぼうっとしている間に隣に座っていた豹牙さんは、私の頬に手を添えながら言う。



「で、アイツにどこを触られた」



わずかに苛立ちを孕んだ言い方に、背筋がぞくっと甘く痺れた。



「首元と・・・んっ、首、筋・・・」



触れる唇は柔らかいのに、自分のものだと刻み込まれているような感覚がする。



「他には?」

「あと、太ももを少し触っ──あっ」



豹牙さんに脚をとられ、カパッと開かされた。