冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

「そうですね」


これは素直に肯定する。
今更否定してもどうせ信じませんし。


城ヶ崎武は少し考える素振りを見せた後、顎に手を添えながら笑みを深めた。



「じゃあ、別の方法でオトすしかないな」



オトす・・・?オトすって何、を───。


そう口にする前に足を払われ、ソファに無理やり寝かされた。

その上にヤツが覆い被さる。

転ばされたソファは廃工場内にあるものにしては妙に小綺麗だ。

周りの構成員たちはヤツの行動をニヤニヤしながら眺めている。


・・・ああ、なるほど。こんな風に女の子に乱暴していたのか。

下衆め。


「悪く思うなよ」


ヤツはネクタイを緩めながら顔を近づけてきた。

フワッと漂ってきた悪臭に顔をしかめる。