(危ないからそろそろ帰ろうか)
勇人にそろそろ家に帰ろうと声をかけようとした時。砂浜から5つくらい煌めく黒い何かがとびかかって来た。その場に伏せて黒い何かを避ける。
「えっ……そんなにいたの?!」
煌めく黒い何かはサバのゾンビだった。煌めいていたのは彼らの鱗だったようだ。いや、1匹だけではなかったのか……。
私はドン引きしつつもサバのゾンビから距離を取る。その隙に勇人がサバを手で掴んでは大海原へ向かって遠投するのを繰り返す。
「これで……終わった」
サバのゾンビを全て海に放り投げた勇人。あれだけ動き回っても全然息は切れていないし肩で息をするような仕草も見られない。
(あんだけ派手に動いてるのに……)
「果林……」
「ありがとう多賀野くん。ここは危ないみたいだしそろそろ帰ろうか」
「いや……」
そう言った勇人はまだこの場から動きたく無いようだ。じっと海と水平線に目線を向けている。
「……ここの景色好きなの?」
「……うん」
「じゃあ、もう少しいよっか」
(もうサバゾンビには出会いたくないけど)
勇人にそろそろ家に帰ろうと声をかけようとした時。砂浜から5つくらい煌めく黒い何かがとびかかって来た。その場に伏せて黒い何かを避ける。
「えっ……そんなにいたの?!」
煌めく黒い何かはサバのゾンビだった。煌めいていたのは彼らの鱗だったようだ。いや、1匹だけではなかったのか……。
私はドン引きしつつもサバのゾンビから距離を取る。その隙に勇人がサバを手で掴んでは大海原へ向かって遠投するのを繰り返す。
「これで……終わった」
サバのゾンビを全て海に放り投げた勇人。あれだけ動き回っても全然息は切れていないし肩で息をするような仕草も見られない。
(あんだけ派手に動いてるのに……)
「果林……」
「ありがとう多賀野くん。ここは危ないみたいだしそろそろ帰ろうか」
「いや……」
そう言った勇人はまだこの場から動きたく無いようだ。じっと海と水平線に目線を向けている。
「……ここの景色好きなの?」
「……うん」
「じゃあ、もう少しいよっか」
(もうサバゾンビには出会いたくないけど)


