「分かった、ちょっと待ってて」
むしゃむしゃと食パンを食べるスピードを早める。私が食パンを食べ終えたのを見計らって勇人が後ろから抱きついて左首元に噛みついた。
「んっ……」
誰もいない海水浴場に波の音と彼が私の血を吸う音が折り重なって耳に入る。
すると、勇人が私の左胸に手を置いた。ちょうど心臓のある位置になる。
「……」
勇人の手がある位置からはドクドクと早まる鼓動が絶えず響く。それが私が人間である証であり、ゾンビでは無い証でもある。
「ごちそうさま」
血を吸い終えた勇人の左胸に私は振り向いて手を置いた。
(やっぱり死んでるからか、心臓は動いていない)
彼の冷たい左胸からは、やっぱり心臓の鼓動は聞こえてこない。
(ゾンビはどうやって動いているのだろうか)
心臓が動かないとすると脳? それともゾンビウィルス自体が何か機能を持っている?
もしかしたらその辺りのゾンビの身体のメカニズムはテレビでもう紹介されているかもしれない。……私が知らないだけで。
むしゃむしゃと食パンを食べるスピードを早める。私が食パンを食べ終えたのを見計らって勇人が後ろから抱きついて左首元に噛みついた。
「んっ……」
誰もいない海水浴場に波の音と彼が私の血を吸う音が折り重なって耳に入る。
すると、勇人が私の左胸に手を置いた。ちょうど心臓のある位置になる。
「……」
勇人の手がある位置からはドクドクと早まる鼓動が絶えず響く。それが私が人間である証であり、ゾンビでは無い証でもある。
「ごちそうさま」
血を吸い終えた勇人の左胸に私は振り向いて手を置いた。
(やっぱり死んでるからか、心臓は動いていない)
彼の冷たい左胸からは、やっぱり心臓の鼓動は聞こえてこない。
(ゾンビはどうやって動いているのだろうか)
心臓が動かないとすると脳? それともゾンビウィルス自体が何か機能を持っている?
もしかしたらその辺りのゾンビの身体のメカニズムはテレビでもう紹介されているかもしれない。……私が知らないだけで。


