(なんだか、ずっとここにいるのも悪くないかもしれない)
私は砂浜に座り、寄せては返す波をずっと見つめる。水面に私の顔がぼんやりと映った。そこに砂をさらさらと零すと私の顔は見えなくなった。かと思いきや今度は私と勇人の顔がぼやっと映る。
(ああ、多賀野くんが左横に座ったんだ)
「砂浜?」
「うん。多賀野くんも触ってみる?」
「いや、いい」
砂浜は白くてさらさらとしている。よく目を凝らしてみると白い小石だけでなく、黒や茶色の小石や半透明の小石も混ざっている。
「あ、これ……!」
右側に波に被ってあちこちに転がる貝殻を見つけた。白地に茶色い縞模様が入った楕円のような形をしている。
(何の貝殻だろうか)
スマホで検索してみようと思ったが止めた。別に知らなくてもいいや。という考えがよぎったからだ。
(まあ、いっか……)
その後もあちこちに転がったり砂浜に埋まった貝殻を見つけては勇人に見せたりしていた。
勇人は貝殻に時々興味を示し、貝殻の中を覗き込む仕草も見せたのだった。
「貝殻興味ある?」
「……分からない」
「そっか。でも綺麗だよね。これとかどう?」
私がサザエ風の形をした白くて小さい貝殻を勇人に差し出すと、彼はそれを指でつまんで受け取った。
私は砂浜に座り、寄せては返す波をずっと見つめる。水面に私の顔がぼんやりと映った。そこに砂をさらさらと零すと私の顔は見えなくなった。かと思いきや今度は私と勇人の顔がぼやっと映る。
(ああ、多賀野くんが左横に座ったんだ)
「砂浜?」
「うん。多賀野くんも触ってみる?」
「いや、いい」
砂浜は白くてさらさらとしている。よく目を凝らしてみると白い小石だけでなく、黒や茶色の小石や半透明の小石も混ざっている。
「あ、これ……!」
右側に波に被ってあちこちに転がる貝殻を見つけた。白地に茶色い縞模様が入った楕円のような形をしている。
(何の貝殻だろうか)
スマホで検索してみようと思ったが止めた。別に知らなくてもいいや。という考えがよぎったからだ。
(まあ、いっか……)
その後もあちこちに転がったり砂浜に埋まった貝殻を見つけては勇人に見せたりしていた。
勇人は貝殻に時々興味を示し、貝殻の中を覗き込む仕草も見せたのだった。
「貝殻興味ある?」
「……分からない」
「そっか。でも綺麗だよね。これとかどう?」
私がサザエ風の形をした白くて小さい貝殻を勇人に差し出すと、彼はそれを指でつまんで受け取った。


