いわしの大群は大きな塊となり、大水槽の中を泳ぐ。1匹ずつ鱗が光に当たって乱反射していて大群はキラキラした光を放っているように見えた。
画面にもいわしのオーロラというテロップが表示されている。確かにこの光が動く様はオーロラと似ているようにも見える。
(多賀野くんとデートするなら、こういうとこ行きたいなあ)
という考えが頭の中に唐突に浮かんできた。そして更に勇人と目が合う。
(うわっ、やばい!)
「果林?」
「あっ、いや! その……多賀野くんとこういうとこ、云ってみたいなあ、なんて……」
「……」
(あ、どうしよ。言ってしまった……)
「……行く」
勇人はそうぼそりと呟いた。彼も行きたいのか。いや、本当に?
「果林が行きたい……なら、オレも、行きたい」
ややたどたどしさはうっすら残るがそれでもはっきりと行きたいと答えてくれた。私の胸の中から嬉しさがこみ上げてくる。
「ありがとう……多賀野くん。また今度行こう」
「明日じゃ、なく?」
「え?」
(明日行くの? でも閉まってるでしょ絶対!)
画面にもいわしのオーロラというテロップが表示されている。確かにこの光が動く様はオーロラと似ているようにも見える。
(多賀野くんとデートするなら、こういうとこ行きたいなあ)
という考えが頭の中に唐突に浮かんできた。そして更に勇人と目が合う。
(うわっ、やばい!)
「果林?」
「あっ、いや! その……多賀野くんとこういうとこ、云ってみたいなあ、なんて……」
「……」
(あ、どうしよ。言ってしまった……)
「……行く」
勇人はそうぼそりと呟いた。彼も行きたいのか。いや、本当に?
「果林が行きたい……なら、オレも、行きたい」
ややたどたどしさはうっすら残るがそれでもはっきりと行きたいと答えてくれた。私の胸の中から嬉しさがこみ上げてくる。
「ありがとう……多賀野くん。また今度行こう」
「明日じゃ、なく?」
「え?」
(明日行くの? でも閉まってるでしょ絶対!)


