ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活

 するとスタジオにいるスーツ姿の若い男性アナウンサーが、彼へと質問をする。

「自衛隊や警察は通報しても来ないのでしょうか?」
「そうですね。来ても時間がかかる事が多いです。それなら。という事で地元の猟友会を中心に自警団を結成しました。皆銃の取り扱いには慣れていますので。はい」
「そうなんですね。今、ゾンビはどれくらい発生していますか?」
「避難所である地下には来ないんですが、地上に行くと結構いますね」

 中継先の避難所は薄暗く、インタビューを受けている男性はブルーシートの上に立っている。彼の近くには中年くらいの女性や近くを子供の男の子2人が通ったりしていた。
 インタビューが終わるとまた別の避難所が今度はドローンで上空から映し出される。ここは市役所のようだ。入り口付近には自衛隊の隊員がまるで壁を作るように並んで立っている。
 
(避難所自体はあちこちにあるんだな)

 こうして家でいるよりかは安全は保障されるだろう。ましてやあの自衛隊が大量に配置された市役所のような避難所なら安全度は高いはずだ。
 
(今何時だ)

 時計は11時過ぎ。まだ昼食には早い頃合いか。