ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活

(お金を入れる箱があるんだ)

 男性はすでに食料を入手していたようで白いトートバッグを持って駐車場に停めてあるバイクに乗って去っていった。

「いこっか」
「ああ……」

 店内は電気が付いたまま。だが野菜やお肉、魚などの生鮮食品は届いていないのか売り切れたのか或いはその両方なのか、何もない状態だ。となるとレトルトかカップ麺系がメインだろう。
 
「あ」

 1番と看板があるレジの台の右の方の傍らに母親のバッグを見つけた。急いで駆け寄り回収する。幸い血や汚れはついておらず財布の中も無事だった。