ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活

 今日はその学校の編入式。服は担任の先生がスーパーで用意してきたコスプレ用の服だ。でも制服が無いよりかはましである。勇人にも勿論制服が用意されている。

「では、よろしくお願いします」

 授業は高校で習っていたものとは正直少しレベルは落ちる。だが、学べないよりかはずっとましだ。
 休み時間。私はふと窓の向こうにある小さな石碑に目がいった。何だろうか? 何か小さく文字が刻まれているように見える。

「これは……?」

 石碑には屍の漂流先という文字が記されていた。屍……? 

(屍って要はゾンビって事だよね)
「田中さん、そろそろ授業ですよ」
「あ、先生。ちょっといいですか?」

 私は担任の先生に、石碑を見てもらうように促す。石碑を見た担任の先生はああ……。と何やら知っているような素振りを見せた。

「知っているんですか?」
「はい。知っています」