2052年をもって末法1000年と言われます。
この時に当たって全世界は人類史を揺るがすような大混乱を呈してきました。
 中東ではパレスチナ問題が、アジアでは台湾問題が、そしてウクライナ問題が破滅の恐怖を与える今日この頃。
 如何にして戦乱を避けるべきなのか、、、? 若しくは避けられないのか、、、?
避けられないのであれば如何にして戦害を最小に抑えるべきか、、、?
 そこは政治に携わる人間にとって最大最難関の苦悩となるだろう。

 海外侵略を陰に陽に企て続ける中国共産党とロシア政府に対して如何にして侵略の無謀さを説き伏せるのか?
そして過激にも核とミサイルによって悲劇的な威嚇を続ける金王朝に対して全世界が平和の鉄槌を如何にして下すのか?
 21世紀の今、友好を対話を叫び続けてもこのような独裁者の耳には届かないことを知り始めた人たちはただただ手をこまねいているわけにはいかないだろう。
だからと言ってこちらから威圧的に攻撃を仕掛けることは出来ない。
それはただ壊滅的な前代未聞の第三次世界大戦を誘発することにしかならないからだ。
であるならばどうするのか?
すぐにでも解決しそうで今後数千年は解決しそうに見えないこの難問を真正面から受け止め切れるだけの思想 主義を構築しなければならないことは有識者であれば既に知出していることだろう。
しかしそれは口にするだけで「非現実的な妄想だ。」と一蹴されることもまた悲しい事実である。
 それは何か?
まずは共産主義も資本主義も完全に行き詰まり、弊害のみを与えていることを知ることから始めなければいけないからだ。
 では共産主義 資本主義に取って代わる主義 思想とは何なのか?
ぼくは青写真だけをここに書いておきたい。
それは生命主義 庶民主義であると。

 世界広しといえどもその大半は無名の庶民が支えているのである。
権力者 統治者 有識者と言われている人たちは広大な全世界から見れば砂粒にも等しい数しか居ないのだ。
過去の全ての戦乱は爪上野土に等しい一握りの権力者の野望を叶え、その欲を満たすためだけに行われてきた。
そしてその悲惨と悲哀の全てを庶民が担ってきたのである。 これほどに愚かなことは無いだろう。
 今、ハマスがイスラエルを攻撃し、ロシアがウクライナを占領しようと企てている。
そして中国が台湾を我が物にしようとしている。
そんなことをして何になるのか? 人類史を今後もまた血塗られた暗黒の歴史で覆いたいと思っているのか?
 科学技術は確かに進歩した。 でもそれだけでは人間が人間として平和で幸福に生きる伝手とはならない。
そのことに気付いていながら有識者はなぜ沈黙を続けているのか?

 その一方で注目され、一方で恐れられてもいるのが宗教であろう。
しかし宗教界もまた善悪が混然一体となっていて見るべき思想は無い。
一方では宗教の名の下に戦乱と支配を続けているし、一方では籠の中の鳥の如くに友好 対話を叫び続けている。
人間が最も人間らしく生きていくことを諭しているはずの宗教がこれではお先真っ暗と言うしかない。
友好を叫ぶのであれば身を挺してでも侵略を非難し平和建設のために特攻すべきである。
対話を叫ぶのであれば不崩の壁を突き破り真実の平和の太陽を昇らせるべきである。

 太陽は分け隔て無くあらゆる星に希望と勇気を贈り続けている。
誰が見ると見ないとに関わらず、誰が褒めると褒めないに関わらず、その運行は遥かな過去から遥かな未来へと続くのである。
 ぼくらも命は遥かに昔からここに有った。
そして遥かな未来へとそれは続いていく。
であるならば「いつか幸せになるだろう。」ではなくて「今、幸せになるのだ。」という気概に燃えなくてどうするんだ?
ぼくらは偶然の産物でこの地球に生まれ合わせたのではない。
遥かな過去の約束によってこの地球に生まれてきたのだ。
ならば、この地球を全宇宙の中で最も住みやすく最も平和で最も幸せな星にしようじゃないか。
 そのためには儲け主義を終わらせなければいけない。
そして断固として独裁侵略主義を追放しなければいけない。
 今、末法の世に入って1000年。
いよいよ人は何が真実で何が嘘なのか分かりにくい時代になった。
独裁者ほど甘い話をする。
嘘吐きほど友好ぶった顔をする。
 詐欺が横行し賄賂が政治家を持て成している歪んだ社会を立て直すために力を尽くす人間は居ないのか?
 好き放題に嘘を垂れ流す権力者とマスコミに踊らされるのはあまりにも不幸である。
対話と友好を声高く叫びながら何もせず偽善に沈んでいる宗教に現を抜かしているのもあまりに不幸である。
 全ては庶民のため、庶民の幸福のため。
その原点に立ち戻る日はいつの日か?
古事記に竹内文書に戻れとぼくは叫びたい。