アルフレッドのいた街

 まことはハラジュクTALA地下1階へ行った。
 地下1階には、プリント倶楽部、プリクラのコーナーがあった。まことはそこへ行った。
 ピンク色のプリクラ機がいくも立ち並んでいた。中高生くらいの女子が多かった。まことはわくわくして、そのコーナーへ入っていった。
 「わあ、女子って感じするう」
 青春の香りがした。
 「青春の香りがするぜ」
 まことはプリクラ機を見回した。「100割」「なつしょくわーるど」「メジカルメルル0」というプリ機に女子がたくさんたかっていた。青春の香りが漂っていた。
 中高生くらいの女子がうろちょろしていた。まことは、空いているプリを探した。
 「プリント箱もっと」というプリ機が空いていた。プリ機には、かわいい女性の写真があった。
 まことはプリ機の壁にあるタッチパネルを見た。「これを操作するんだったな」とまことは独り言(ご)ちた。まことは財布から100円玉を出した。まことは500円を入れた。
 まことはタッチ画面を見て、フレームや、背景、プリ中に流れる音楽などを画面に触れて、チョイスしていった。
 「おおー、女子って感じするぜ」
 まことは迷った。
 「うーん、どれにしよっかなあ。思いっきり女子って感じのがいいなあ」
 まことは画面をタッチしていく。
 そうして誰もいないプリクラ機にカーテンのようなものを開けて、入った。
 「うわあ」まことはプリ機の内部を見回した。前方にはカメラと画面。そうして荷物置き場があった。
 まことはわくわくした。まことリュックを荷物台に置いて、椅子に座った。
 画面から音声が流れた。
 「うさみみピースして」と音声が流れた。まことはうさみみピースをして撮った。まことはいろいろなポーズをとって撮った。
 プリが終了すると、まことは、リュックを背負い、プリ機から出た。「確か、横だったな」とまことは独り言(ご)ちた。まことは横へ行って、カーテンを開け、入った。そこには画面があって、横にタッチペンが差されていた。落書きができるのだ。まことはタッチペンをとった。
 画面にまことの画像が写った。
 「うをー。もれてるぜ」
 まことの素顔、そうしてまことの目などを加工した顔が写っていた。
 「うわー、女子っぽくなってるう」
 と、加工された自分の顔を見ていった。
 まことはタッチペンを持って音声に従い、操作した。
 まことが画面にタッチペンをつきたてると、メッセージが出た。
 「うをー」
 まことはタッチペンをつきたてた。そうして、画面操作した。いろいろタッチして見た。「うわあ、カラコンとかある」
 「表情とかも選べるのか」
 まことはそこを出ると、その横の下の方からプリをとった。そうしてプリをまじまじと見た。
 「うをー、もれてるー」
 まことは歓喜した。