それと同じようなものだった。
必要性がないから、この坂谷という人物も生徒手帳を落としてしまったことに気が付かなかったんだろう。
「四葉、どうかした?」
沙友理に聞かれて四葉は生徒手帳を拾ったことを説明した。
瑠美もやってきて、今度は3人で写真を確認する。
「この写真に移ってるのって女子生徒っぽいよね」
瑠美が劣化した写真を指差して言った。
そう言われれば制服の胸元にリボンが下がっているように見える。
「だけどこの人の名前は坂谷だよ。大神様とはなにも関係ない」
四葉がそう言って再び手帳を捨てようとしたのを、沙友理が止めた。
「ちょっと待って。この人が入学したのって11年前になってない?」
そう聞かれてもう1度手帳を確認すると、確かに今から11年前に入学したように書かれている。
そしてこの手帳には2年B組と書かれている。
それを見た瞬間四葉の目が大きく見開かれた。
必要性がないから、この坂谷という人物も生徒手帳を落としてしまったことに気が付かなかったんだろう。
「四葉、どうかした?」
沙友理に聞かれて四葉は生徒手帳を拾ったことを説明した。
瑠美もやってきて、今度は3人で写真を確認する。
「この写真に移ってるのって女子生徒っぽいよね」
瑠美が劣化した写真を指差して言った。
そう言われれば制服の胸元にリボンが下がっているように見える。
「だけどこの人の名前は坂谷だよ。大神様とはなにも関係ない」
四葉がそう言って再び手帳を捨てようとしたのを、沙友理が止めた。
「ちょっと待って。この人が入学したのって11年前になってない?」
そう聞かれてもう1度手帳を確認すると、確かに今から11年前に入学したように書かれている。
そしてこの手帳には2年B組と書かれている。
それを見た瞬間四葉の目が大きく見開かれた。



