大神様の呪いのふみきり

探しものとはなんなのか。
どうしてこれほど汚れているのか。

散々質問攻めにされた。
家に帰ったときにはすでにクタクタだった四葉は「明日説明するから」とだけ伝えて、熱いお風呂に入った。

包帯をほどいた左手の薬指はまだ戻ってきていない。
大神様の無念が晴れれば元に戻ると思っていたけれど、それも定かではないことを思い出した。

もしかしたら自分たちがしてきたことは無駄に終わってしまうんじゃないか。
そんな不安もある。

でも、熱いお湯に浸かっていると難しい問題はだんだんどうでも良くなってきてしまった。
大神様が探していた指輪は見つかったし、事故の真相もわかった。

それなら、それでよかったんじゃないだろうか。
そう思うととたんに安心してしまって、四葉はそのまま目を閉じたのだった。