大神様の呪いのふみきり

洋平が照れくさそうに頭をかきながら返事をした。
新婚さんというわけか。

結婚後凛子がこの家から出ていれば、こうして話を聞くこともできなかったということだ。
その運命的な出会いに瑠美はホッと息を吐き出した。

危うく自分たちはなすすべもなく指輪を探し続けることになっていたかもしれないんだ。
こうやって別の方向から問題に向き合うことができると、気分も違ってくる。

「そんな生徒手帳でここまで来たの?」
凛子があからさまに嫌そうに顔をしかめた。

四葉は「はい。これもなにかの縁だと思ったので」と、まっすぐに返事をする。
凛子はするに四葉から視線をそらしてしまった。

「もっとアルバムを見てもいいですか?」
「もちろんだよ」

洋平から承諾をもらって沙友理は自分の膝にアルアムを引き寄せた。
クラス写真をまんべんなく見ていく。

当時は人クラスの人数が多かったようで、40人くらいはいるだろうか。
ぎゅうぎゅう詰めの教室を想像して沙友理は少しだけ窮屈な気分になった。