あの…

ゆ、優史はぁ…


彼氏でもなんでもナイんですが…。



「やっ、違いますよ!幼馴染なだけで~」


「///」


「なっ、何照れてんのよ優史ぃっ!」



隣にいる優史のほうを向くと、

定食を食べながら照れていた。


んもー…。

本気にしないでよ、広く言えば

兄弟みたいなもんじゃない。



―ガチャ


「ごちそーさん」


「…っえ?優史?待ってよ」



まだ食べ終わってない…、

なんでどっか言っちゃうの?


いつもなら『足んない』とか言って駄々こねるのに…――――。


タッ


「おばチャンっ、ごめんなサイっ」


「いーわよいーわよ、また明日も来てね!」


「…はーい!!!!」



私には、追いかけることしかできなかった。

優史…


なんかあったのかな?

病気…それとも悩み事…







走り始めて5分後、優史の後姿があったのは


「優史っ」


屋上だった。


「…ねぇっ、どーしたの?」


「… …」


「さっきのこと…?あのことなら気に…「別に」





む、ムカッ

ムカつく…別に、とかお姉さまにその口の

聞き方とは…。


許すまじ優史!