キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


すると「行くぞ」と、凌生くんは何事もなかったように廊下を進んだ。


あれ? 意外に普通。

少し怒ってる?と思ったけど、気のせいだったかな。


タタタと、駆け足で後ろをついていく。

凌生くんに追いついた時に、チラリと横顔を見上げた。


あれ、眉間にシワ……?


「凌生くん、今なにを考えてますか……?」


意を決して尋ねた質問。

するとポーカーフェイスを装った彼が言う事は――


「別に。ただ……

少しお手付きされたみたいで、気に食わなかっただけ」



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