キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ

「な、なんでですか。降ろしてください……っ」


ちゃんと白状したから、ベッドはやめてください――

必死に訴えると、凌生くんは足を止める。

そして、


「じゃあキス。それならいいか?」

「え……?」

「それで我慢する。未夢はキスと襲われるの、どっちがいい?」

「その選択肢は……卑怯ですよっ」


唇だけか体ぜんぶかって言われたら、前者に決まってる。

観念して目を閉じ、「んっ」と顔を上げた。


「キスは初めてなので、するなら一思いに……お、お願いしますっ」

「……ふっ、今のは百点満点」

「んぅっ」


ポツリと呟いた後、凌生くんの吐息が落ちてくる。

すると直後に、唇に柔らかい感触――

あ、今キスされてるんだって分かると、全身が熱くなった。

昨日は触れるか触れないかだったそれらは、今や押し付け合うようにくっついている。


「未夢のやわらかいな」

「……っ」


そんなこと、言わないで……っ。


と思うも、最初は当たるだけだったキスは、どんどん激しさを増していく。