タオルを掴んだままモジモジしていると、凌生くんの眉間のシワが深くなった。
わ、さっきより怒ってる……っ。
「答えろ未夢。さっきので恥ずかしいのかよ?」
「そ、それは……」
「答えないなら、このままベッドで襲う」
「っ!」
すると凌生くんは、私をお姫様抱っこした。
そしてスタスタとベッドへ近づく。
わぁ、凌生くん本当に有言実行しようとしてる!
襲われるのは嫌なので、急いで白状する。
「髪にキスなんて……。
恥ずかしがらない人、いるんですか……っ?」
「……」
「凌生くん?」
顔を真っ赤にして、自分の髪をぎゅっと握る私を見て。
凌生くんは「はぁ困った」と、柔らかい笑みを浮かべた。
「やっぱベッドに行くか」



