キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


急に視界が開け、眩しい光が目に入って来る。


「いけない子ですね、覗き見だなんて」

「ほんと。言うこと聞かないなぁ、未夢ちゃんは」

「……え?」


おそるおそる目を開ける。

すると梗一くんと雷斗くんが立ったまま、私を見降ろしていた。


「お、男は……?」

「あそこでのびてるよ」


雷斗くんが親指でクイッと指した先を見ると、気を失っているのかピクリとも動かない男の姿。

黒いマスクが、不気味さを際立たせている。


「この人は誰ですか……?」

「イレイズだよ」

「イレイズって……」


昨日も女性の叫び声が聞こえた後「イレイズが来た」って誰かが言ってた。

ということは。


「侵入の常習犯ですか……?」

「……」
「……っぷ、はは!」


わ、笑われた……!

私そんなに変なことを言ったかな?


すると笑う雷斗くんを横目に、梗一くんが説明してくれた。