キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ



ドアが閉まった、その時だった。

ドンッ


「きゃあっ」


すぐさまベッドに倒された私は、まるで〝隠される〟ようにバサリと毛布をかけられる。


「そこで静かにしていなさい」

「そーそー、声出したら本当にヤッちゃうからね」


……ん?

なんか、思っていたのと違う。

今の私って、どういう状況なの?


だけど「静かに」と言われた限りは声を出してはいけない気がして、毛布の下で息を殺した。

するとしんと静まり返った部屋の中、二人が話す声がよく聞こえる。


「ねぇ秋國」
「分かっています」


確認してる。

でも、なんの確認だろう?


声は出さないけど、これから自分が何をされるのか気になって……。

恐る恐る、毛布の下から顔を覗かせる。


だけど梗一くんと雷斗くんは、一切私を見ていなかった。

私ではなく、たった今入って来たドアを、穴が開くほど見ている。