と、長くなってしまった。
つまり、俺は俺で好きな事を仕事に出来ているし、給料も貰えて大学にも通えている。衣食住にも苦労してない。
だから――未夢も自由に生きろ。
お前は凌生と結婚できるし、もう総季の重荷を感じることもない。今までのことは全て忘れて、ただの可愛いお嫁さんになればいいんだ。……まだ凌生の事を好きなら、だけどな。
近々、俺と未夢の分の携帯を買おうと思っている。一緒に買いに行こう。B地区に迎えに行く。それまで元気でやれよ。
覇鐘
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「……」
「な? 俺が未夢のそばに居ていい理由が分かったろ?」
勝気な笑みを浮かべる凌生くん。
そんな凌生くんに……めいっぱい両手を伸ばした。
ぎゅっ
「どうした、未夢?」
「……〜っ」
私を抱きとめ、さらには優しく髪を撫でてくれる凌生くん。
「どうした」なんて言いながら、きっと私の気持ちを分かってる。



