キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


二人は慣れた手つきで弾が入ってるか確認する。

そして「本物か」と呟いた後、流れるような動きで殺金髪たちに照準を定めた。


「俺らが銃の扱いを知らないとでも思ったか?」

「頭と心臓、どっちの風通しを良くしようかなぁ」


「お、おい!」
「あぁ……」


トリガーに正確に置かれている指の腹。

隙間なくグリップを構えている手。

撃った反動の強さを知っている、衝撃に備えた体勢。


これらから、凌生くんとお兄さまが間違いなく銃を使えるのだと判断した瞬間。

金髪たちは「ひぃ!」と顔を青ざめた。


「許してくれ、俺たちはただ雇われただけなんだ!」

「そうそう。総季の親父にな!」


「……って言ってるけど?」


凌生くんに言われ、お兄さまは銃を降ろす。

そして「気絶させておけ」と。

一言つぶやいた後、怜くんが男たちに手刀を入れ気絶させた。


ドサッ


「なに?」