キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


この人たちが何を言ってるか、何にも分からない。

お父さんが私を金に換えた?

今から体をバラバラにされる?

どれもこれも、非現実的過ぎて分からない。


「お父さんは、いつから私のことを……?」

「んー。五、六年前かなぁ? だから登下校とかで、あんたを連れ出そうと思ってたんだけど、何かと邪魔が入ってな」

「邪魔……?」


聞き返すと、男の人は二人で話し始める。


「結局、あの邪魔者たちは誰の差し金だったんだ?」

「暴走族らしい。まだ残ってたんだな、そんなのが」


「!」


それって、フロンティアのこと?

みんなで私を守ってくれていたということ?


嬉しくて涙がジワリと浮かんでくる。

今まで私が平和に過ごせてきたのって、皆のおかげだったんだ――


そう思っていると、