「え……?」
未だ乱れている呼吸をなだめるよう、肩で息をしながら怜くんが言った。
「あそこまでされて、どうして春宮がやり返さないか。
そんなの簡単じゃん。
あんたを守るためだよ」
「!」
――お前は人質だ、未夢
――これから俺らが総季家に一矢報いる道具になってもらう
「人質だって言った。道具だって、そう言ったのに……っ」
人質じゃなかった。
道具でもなかった。
凌生くんは、私を匿ってくれていた。
ずっとずっと守ってくれていたんだ――
「なんで、そんな無茶なことを……っ。お兄さまに逆らったら、どうなるか分からないのに」
「無茶でもあんたを守りたかったんだよ。あんたが虐げられるのが春宮は嫌なんだ」
「っ!」
そうか、だから再会した時に、
――お前、まだ兄貴から虐められてんの?
――兄貴からの、まだ続いてたなんてな
あぁ言った時、悔しそうな顔をしていたんだ。
未だ乱れている呼吸をなだめるよう、肩で息をしながら怜くんが言った。
「あそこまでされて、どうして春宮がやり返さないか。
そんなの簡単じゃん。
あんたを守るためだよ」
「!」
――お前は人質だ、未夢
――これから俺らが総季家に一矢報いる道具になってもらう
「人質だって言った。道具だって、そう言ったのに……っ」
人質じゃなかった。
道具でもなかった。
凌生くんは、私を匿ってくれていた。
ずっとずっと守ってくれていたんだ――
「なんで、そんな無茶なことを……っ。お兄さまに逆らったら、どうなるか分からないのに」
「無茶でもあんたを守りたかったんだよ。あんたが虐げられるのが春宮は嫌なんだ」
「っ!」
そうか、だから再会した時に、
――お前、まだ兄貴から虐められてんの?
――兄貴からの、まだ続いてたなんてな
あぁ言った時、悔しそうな顔をしていたんだ。



