キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


「なら……いってきます」

「ん、いい子。じゃあご飯たべな」

「え……」


ピシリと固まってしまう。

昨日は雷斗くんに食べさせた貰ってなんとか完食出来たけど……やっぱり食べる気がしない。


「お、お腹いっぱいなので大丈夫です」

「そう言うと思って、俺が作って来た」

「え?」


作る?

凌生くんが料理を作る!?


「毒がトラウマで食べられないんだろ? 俺が作ったものなら食べられるかと思ってな。いらないか?」

「い、いただきます……っ!」


凌生くんが作ってくれた料理、食べたいに決まってる。

そう言われると途端にお腹が減った気がして、急いで椅子に座った。


「美味しそう……」


白米に、お味噌汁に、野菜少なめお肉多めの炒め物。

お肉が多めのところが凌生くんらしさが出てて、顔がほころぶ。