「た、ただいまです……」
放課後、言われた通り怜くんが迎えに来てくれて午後六時に帰宅。
部屋を覗くも、凌生くんはいなかった。
「お仕事かな?」
鞄を降ろし、手を洗う。
凌生くんに朝のことを謝ろうと思ったのに、まさかの不在で気が抜けちゃった。
「気合が入ってるうちに課題をやっちゃおうか」
大きい机の端っこでノートを広げる。
そして買ってもらったばかりの可愛い文房具をカバンから取り出した、
その時だった。
――「ほら、さっさと歩けよ」
「ん? この声って」
廊下で誰かが喋ってるのが聞こえる。
この声は、雷斗くん?
そろりと扉を開けると、雷斗くんと怜くん……その間に、男の人。
あ、あの人は!
――俺、危なくない
――俺、償う。料理作る
――お礼はこっち。ありがとう
地下にいたイレイズだ!



