キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ


凌生くんの部屋に帰ると夜の九時。

だけど凌生くんは、まだ帰っていなかった。


「先にお風呂に入っちゃおうかな」


よく見ると、顔や腕にたくさんの砂がついている。

きっとじゃがいもをむいだ時のだ。


「凌生くんとお風呂が重なってもいけないし、先に入っちゃおう」


そしてバスルームを目指す……のだけど。

朝はバタバタしていたから気づかなかったけど、改めて観察するとスゴイお風呂。

ここは高級ホテルかな?ってくらい広い浴槽。

シャンプーやトリートメントも、高級なもので揃えられている。


「ふわぁ~……気持ちがいいぃ」


疲れが一気に体から抜けていく感覚。

広い浴槽の中で、思い切り伸びをする。