「ま、麻琴ちゃんの所に、行かないでください。
私と一緒に……いて?」
「――――ふっ、合格」
その瞬間、凌生くんは車のドアを閉める。
そして私が持っていたラテを流れるようにドリンクホルダーへ移動させ、両手で私を包み込む。
ギュッ
「観念したか、気まぐれ猫め」
「え、猫って……わたし?」
いつの間にかドサリと倒され、二人分の重みにギッと車が唸りを上げる。
「強がってばかりいると、こんな事になるぞ」
「こんな事って……」
「分かんないの? これからお仕置きするって言ってんの」
「んぅっ!」
部屋でした時とは違う。
初めから舌を絡ませる、濃厚なキス。
息をするために開けた口に、隙間なく凌生くんのそれが入って来て。
苦しいのに気持ち良くなってきて……開いた口から声が漏れる。



