溺愛体質な王子2人が甘すぎます

「黒瀬くん、ありがとうっ……!」

2度目のお礼を笑顔で言うと、何故かすごい速度で顔を逸らされた。

なぜか胸を抑えているし、心做しか耳が真っ赤に見える。

夕日のせいか、それとも熱とか別のなにかか。

「心臓に悪いから笑わないで。お願いだから、俺が死ぬ」

「えっ、えぇ!?私の顔見たら死んじゃうの……?」

そんなに酷い顔をしていたなんて……。

もしかして変な顔をしていたの……!?

青ざめながらあたふた。

私の様子を見て、黒瀬くんはふっと吹き出した。

「美優ってなんか表情が豊かで見てて飽きない。それに美優は心臓に悪いくらい可愛いから大丈夫」