溺愛体質な王子2人が甘すぎます

誰だろう……。

そう思っていると、誰かが叫んだ。

「花っ!!早く投げなよっ!!」

えっ、花……って。

『あ~、花のこと?』

結愛ちゃんの言葉を思い出した。

花ってあの女の子だったの!?

ボールを持った花ちゃんを見ていると、何故か花ちゃんは私の方を見た。

そして思いっきり私の顔に向けて投げられたボール。

や、やだ……体が動かない。

逃げたいのに。

痛みを覚悟してギュッと目を瞑った。

でも痛みは感じなかった。

代わりに肩に誰かの手が回されている。

「え……?」

「守るって言ったじゃん。俺のそばに居ろって」